2018年03月30日
かつてのお葬式の様式と言えば、しんみりと厳かに行われるのが当たり前でした。もちろんそれ自体は批判されることではありませんが、様々なスタイルが在っても良いのではないでしょうか。故人の考え方にもよりますが、湿っぽい雰囲気が嫌いであれば、明るく派手な演出をしても問題はありません。
その象徴と言えるのが、葬儀・告別式の最中に流れるBGMではないでしょうか。それまでは、童謡や葬儀社にあるBGMが流されるのが定番でした。しかし、近年は故人が選曲をするケースが増えています。故人選曲をするメリットとしては、参列者に人となりを死ってもらうことです。
参列者の全員が、故人のことを詳しく知っている訳ではありません。選曲から見える人生がありますし、色々な感情が折り重なるのではないでしょうか。演歌であっても構いませんし、クラシックやポップスであっても問題はありません。
若いアイドルグループの曲が流れるお葬式もありますし、会場の空気を明るく変えてくれるのではないでしょうか。エンディングノートに希望を記しておくと良いですし、息子さんや娘さんに気持ちを託しておくと良いのではないでしょうか。
縁起でもないと叱られるかも知れませんが、やはり最後は自らの決断になるはずです。葬儀社のスタッフも相談に乗ってくれるはずですし、なるべく後悔を少なくするようにして下さい。音楽は人の心に生き続けるはずですし、参列者の心に響くのではないでしょうか。