2017年03月21日

終活は人生を前向きにとらえた言葉

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最近よく耳にする言葉として終活というものがあります。これは人生の終わりを後ろ向きに捉えている言葉ではなく、むしろ前向きにとらえ、残りの人生を自分らしくどう生きたいかということを考える言葉です。長寿大国世界一である日本は高齢化とは反対に子どもは少なく人口減少続いています。また経済的にも不安がある現代で、今後の自分の終盤の人生に不安を感じる人が多くいるのが事実です。また毎日の生活に追われる日本で我が子や孫に負担をかけたくない、させないと言うのが親や祖父母の気持ちという人が増えています。

残された家族へのおもいやりを込めた形でもあります。最後の生活を迎えるために、今までの人生を見つめ、残りの人生を事前に計画を立て実行できれば理想です。その際に役立つのはエンディングノートを作ることです。今までの人生とこれからの生活スタイルを総合的にまとめ記しておくと残された遺族も慌てることなく手続きが進められます。その中で遺産のことや葬儀のスタイルなどの希望を記しておくことはとても有効です。葬儀の見積もりを確認し家族と話し合い規模や金額など事前に決めておくと遺族は慌てなくて済みます。

また費用は家族に負担をかけないよう準備しておくと良いでしょう。準備した費用は家族に知らせておくことが重要です。そして遺影の写真を準備し、写真の確認を家族に知らせておく。やはり、亡くなってから慌てて写真を準備するとなると大変ですし、故人にとってはあまりうれしくない写真かもしれません。それを生前に自分で選んでおきたいと考えるのも一つの良い方法です。そして、自分が亡くなった時に訃報を伝えてほしい人をリストアップし、連絡先をまとめておくと、家族の手間が省けます。反対に、訃報を伝えたくない人のリストを作っておくことも大切です。葬儀はお金が掛りますので十分に気遣いする事で家族負担は激減するでしょう。